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三脚が立った! [天体望遠鏡と天体写真]

天体望遠鏡自作開始からだいぶ月日が経ちました。

前回の、天体望遠鏡本体完成時の記事は次のリンク。
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2013-06-27


製作の早さが遅過ぎる気もしますが、ようやく三脚部分が完成致しました。
astronomical telescope_15 自作天体望遠鏡の三脚部分の写真。アルミフレームの脚。木製水平回転台座。鎖の開き止め。
https://farm9.staticflickr.com/8650/15680043413_d872de1e04_o.jpg
とても大きいです。
高価なアルミ フレームや、ステンレス金具を使ってしまいました。
まあ、とても楽しめているから良しとしましょう。


astronomical telescope_16 自作天体望遠鏡の三脚部分の写真。木製水平回転台座と脚の付け根。
https://farm8.staticflickr.com/7555/16113786599_afcb27553e_o.jpg
水平回転台座部分です。
この上にアクリル板が載り、フッ素樹脂製の家具を滑らせるシートを貼った回転フォーク部分を載せ、更にその上に鏡筒保持部分を載せる予定です。


astronomical telescope_17 自作天体望遠鏡の三脚部分の写真。木製水平回転台座と脚の付け根。
https://farm8.staticflickr.com/7560/16298132711_b31653541f_o.jpg
この部分で実に苦労しました。
まず、集成材の半円形の面取りされた板をノコギリで半分に切断し、それと台座の集成材の円形板とに充電式ハンディ ドリル ドライバーでM4とM5の穴を開け、ステンレス ボルトとステンレス金具で、それらを結合しようとしたのですが、どうしても垂直に穴が開かず、板の反対側では穴の位置がずれてしまいました。
穴の位置がずれてしまったので金具を取り付けられず、或いは足の回転軸が曲がってしまいました。
そこで、ホーム センターでドリルに付ける水準器を購入してきて、水平を取ろうとしたのですが、今度は作業していたのが和室だったので床が本畳で平らでなく、作業する為の台を水平にしてから、水準器を付けたドリルを水平に保ちつつ穴を開けました。
ようやく垂直の穴が開きましたが、捨て板を敷いた側ではなく、ドリルの刃を当てた表側の穴の周囲が割れて、ボロボロと崩れてしまいました。
錐で軽く下穴を開けておいたのですが、欠けました。
取り敢えず鎖の開き止めも付けて組み付けてみましたところ、真ん中の1枚の板だけでアルミ フレームの脚を固定すると立つことは立つのですが、上から力を加えると水平回転台座が傾いてしまう事が判りました。
そこで2股のアルミ フレームの更に外に木の板を追加して安定させる事に致しました。
また、板の穴の周囲の欠けを修整する為に、またホーム センタへ行き、今度はボンドの"ウッド エポキシ"というエポキシ パテを購入して来まして、これで補修する事に致しました。
初めは付属していたビニル手袋を着用して練っていたのですが、2度目以降の作業ではその手袋は汚れて使えなくなったので素手で練りました。
2色の練り粉を同量混ぜ合わせてヘラで掛けた部分に押し当てていきました。
要らないボルトと爪楊枝で穴の縁を整え、1日以上乾燥させ、パテが充分に固まった後、紙ヤスリと丸いカネヤスリで整形。
更に乾燥させたところ、説明通り、カチカチに硬くなりました。
追加した板と合わせ、合計3枚の板でアルミ フレームの脚を支持する形で、組み立てましたところ、今度は完全に安定致しまして、上から様々に押してもビクともしません。
これならば重量のある鏡筒やカメラを載せても大丈夫です。
尚、脚と板の隙間はステンレス座金で隙間を埋めてあります。


astronomical telescope_18 自作天体望遠鏡の三脚部分の写真。脚の付け根の金具。
https://farm9.staticflickr.com/8657/16299066222_c7df6a7c51_o.jpg
脚1本の付け根部分毎に4枚のステンレス金具と16本のステンレス ボルトを使用。
初めはまさかこんなに高価な仕様になるとは思っておりませんでした。


astronomical telescope_19 自作天体望遠鏡の三脚部分の写真。鎖による脚の開き止め。
https://farm8.staticflickr.com/7564/16113785609_eef6a9e974_o.jpg
三脚に必須の開き止の付け根部分の写真。
ここも苦労しました。
当初は木の棒で開き止めを作ろうと考えておりましたが、これも垂直の穴開けができず、取り付けた棒が斜めになってしまった為断念。
急遽ホーム センターにてステンレス チェーンとステンレス製三角リング キャッチを購入し、連結致しました。

尚、アルミ フレームの先端にはステンレス製L字金具を付けてあります。


今後は回転フォークの製作を始めます。

自作天体望遠鏡の本体ができた。 [天体望遠鏡と天体写真]

大変に長い間ブログを更新しておりませんでしたが、この度、自作天体望遠鏡の本体が完成したので写真等を掲載致します。

あぁ、ナガカッタ。。。

天体望遠鏡を作ろうかと思ったのが、3月の前半でした。

3月の後半から部品を買い始め、鏡筒の製作を開始。

4月の後半にスプレー塗装で大失敗をしました。

5月の前半に塗装が完了し、ドロー チューブ(以下、接眼筒)の製作で満足が行かずに足踏み。

6月も終わりに近付いたところで、ようやく天体望遠鏡本体が完成致しました。



astronomical telescope_1_rotated 自作の天体望遠鏡の写真。接眼筒の全体を写したもの。別名はドローチューブ。
https://farm8.staticflickr.com/7538/16113390307_cec6be9d51_o.png
まずは接眼筒。
当初は塩ビ管で作るつもりだったのですが、Vixenの地上レンズをしっかりと確実に固定することができずに断念。
SONYのコンデジのDSC-RX100をブラケットにて地上レンズに接続された接眼鏡に固定する為、固定の強さが不充分だと脱落してしまう可能性があり、怖かったのです。
地上レンズの太い部分の外径が35[mm]で、当初予定の塩ビ管の内径44[mm]との隙間を埋める必要がありました。しかし、薄肉塩ビ管にはVU40以上のサイズしか無く、VU40管をC環にしても、2段以上にしようとすると経が小さ過ぎて無理が生じてしまいました。
ポリプロピレン製の編まれたバンドを巻いてみたり、色々試したのですが、後で取り外し可能な方法で強固に固定することができませんでした。
ゴム系の素材や軟質塩ビは硬質塩ビ管とは相性が悪く、可塑剤によりベタベタに溶ける可能性があるので除外しました。

そんな中、ニッカル商工株式会社 様のウェブサイトで個人向けにもアルミパイプの切り売りをして下さる事を知り、早速注文させて頂きました。
"ニッカル商工株式会社" のURL:
http://www.nikkal.net/

外径50[mm], 内径40[mm], 厚み5[mm], 長さ400[mm]でお願いしましたところ、惚れ惚れするようなアルミ管が届きました。
価格も安くて助かりました。
ニッカル商工株式会社 様には本当に感謝です。
因みに、重量はA6063の密度2.69[g/cm^3] x 10^-3 x ((50.0 / 2)^2 - (40.0 / 2)^2)pi x 400.0 = 761[g]と、大分重いです。

astronomical telescope_2 自作の天体望遠鏡の写真。接眼筒の部分を写したもの。別名はドローチューブ。
https://farm9.staticflickr.com/8656/16273320436_f7b1da0f4a_o.jpg

astronomical telescope_3 自作の天体望遠鏡の写真。接眼筒の先端を写したもの。アルミパイプに塩ビ管のソケットを取り付けてある。
https://farm8.staticflickr.com/7560/16113107629_9889150519_o.jpg
アルミ パイプの先端に付いているのは異径ソケットです。
50x40のインクリーザーで、そのままではアルミ管は入らず、内側を大分削りました。
軍手を嵌めて、荒削り用の紙やすりで、6時間位掛けて2[mm]程削りました。
外側もVP65管に入れる為、出っ張った部分を金ヤスリで削り落とし、外径も紙やすりで少々削りました。

astronomical telescope_4 自作の天体望遠鏡の写真。接眼筒の手前側を写したもの。アルミパイプに地上レンズと固定用のアルミフレームを取り付けてある。
https://farm8.staticflickr.com/7581/16297456281_90a1a2cc18_o.jpg
地上レンズを接眼鏡の付け根までアルミ管に挿入し、ボルトで固定しています。
この写真ではステンレス製六角穴付きボルトだけで固定しておりますが、その後、鏡筒のボルトと干渉する事が判り、半分は鉄製ホーローセットにしました。
また、接眼筒固定用のアルミ フレームとはステンレス製のL字金具4個で接続しております。
しかしながら、アルミニウムとステンレスの金具やボルトの接触は、異種金属接触腐食が起こるので、耐久性が心配です。
ですが、水に触れる訳ではないので、数年間は問題ないと思っております。
尚、アルミ管のネジ穴は、充電式ドリル ドライバーで3.3[mm]の下穴を開け、タップ ハンドルにセットしたM4のタップを立てて、めねじを切りました。
ボルトの引き抜き耐荷重量は、めねじが綺麗に切れていれば余裕ですが、私はタップを立てるのが初めてだった為、幾箇所かねじ山が潰れてしまいました。
ですが、無理な力を加えなければ大丈夫であると思います。

astronomical telescope_5 自作の天体望遠鏡の写真。接眼筒の一部を拡大したもの。アルミパイプにタップを立てて "めねじ" を切ってある。
https://farm8.staticflickr.com/7482/16273319736_87411bca3b_o.jpg
初めてのタップ立て。

astronomical telescope_6 自作の天体望遠鏡の写真。主鏡筒と接眼筒を含む全体像。塩ビ管とアルミパイプとアルミフレームでできている。白いスプレー塗装が施してある。光沢がある。
https://farm8.staticflickr.com/7479/16113106659_0ffa3d655a_o.jpg
自作天体望遠鏡本体の全体像の写真。
水性アクリル缶スプレーの白色を下地処理無しで吹いてしまったのが運の尽き。
以前書いたように酷く苦労しました。
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2013-04-30
結局、風呂場で養生シートを貼り、窓は閉め、換気扇を回し、揮発性有機溶剤とスプレーのミストに対応した高価な防毒マスクをして、ダースベーダーになって塗装しました。
また、ソケットを嵌める部分にも塗装してしまっていたため、ソケットを嵌めた後なかなか抜けず、その部分を紙やすりで削り落とし、マスキングしてからスプレーを吹きました。
その上で、耐水サンド ペーパーの1000番から2000番まで水研ぎして、最後に超微粒子研磨液とスポンジで鏡面仕上げ致しました。
ある程度鏡面に仕上がって喜んだのですが、1ヶ月は乾燥させた後、化繊のカーテン生地の上に置いて組立作業をしたら、またもや生地の跡が付いてしまいました。
やはりウレタン塗料にすべきでした。
また、しっかりと下地作りをするべきでした。
やすり掛けをして、ミッチャクロンやその他プライマーを吹いて、その上で強いウレタン塗料をローラーで塗って、耐水サンド ペーパーを徐々に細かめにして磨いて、最後に超微粒子研磨液(コンパウンド)を使ってスポンジで鏡面磨きするというのが正解だったように思います。

astronomical telescope_7 自作の天体望遠鏡の写真。主鏡筒の先端部分。対物レンズが取り付けてある。
https://farm8.staticflickr.com/7514/16299251725_7f6a002e22_o.jpg
先端の、対物レンズ セルが収まっている部分。
六角穴付きボルト(キャップ ボルト)が6個 x 2列 = 12個も付いております。
何となくロックな感じ。

astronomical telescope_8 自作の天体望遠鏡の写真。接眼筒部分を写したもの。アルミフレームとアルミパイプが金具で取り付けられている。
https://farm8.staticflickr.com/7531/16113396277_928f6fd501_o.jpg
接眼筒部分の写真。
ステンレス金具を組み合わせてアルミ フレームと蝶ボルトで固定。
蝶ボルトの部分にスプリング ワッシャーを入れてあるので、2箇所のボルトを少し緩めてあげると、ヌル~っと接眼筒が出し入れできます。

astronomical telescope_9 自作の天体望遠鏡の写真。接眼筒の取り付け部分を写したもの。アルミパイプに地上レンズと固定用のアルミフレームを取り付けてある。金具でしっかりと固定されている。
https://farm8.staticflickr.com/7569/15679369493_6a3160db05_o.jpg
主鏡筒は2重構造となっております。
外側は塩ビ薄肉軽量管で外径104[mm], 内径100[mm]。
内側はVP65管で、外径76[mm], 内径67[mm]。
間は鉄のスペーサー10[mm]とステンレス ワッシャー2枚で12[mm]として、内管を固定してあります。
2重構造とする事で、全体が極めて強固になっております。
また、隙間に関しては、低発泡塩ビ板を縁切りカッターのIC1500Pで2回丸く切り取り、輪にしたものを、半分に切り、穴を開け、ケーブル タイでスペーサーに括りつけてあります。これは埃の侵入対策のつもりです。

astronomical telescope_10 自作の天体望遠鏡の写真。接眼筒を最大まで引き伸ばした状態。アルミパイプに地上レンズと固定用のアルミフレームを取り付けてある。接眼筒は長いアルミフレームによって支えられている。
https://farm8.staticflickr.com/7488/16297454741_767067ffe3_o.jpg
接眼筒はドロー チューブ方式で、何と300[mm]程の伸縮が可能です。
この広い可動範囲により、天体から、数メートル先迄の超広範囲で焦点が合います。
室内で試したところ、レースのカーテンの繊維の毛羽立ちまではっきりと目視できました。
また、遠方は1[km]強離れたスーパーマーケットの立体駐車場の看板の文字がはっきりと見えてしまいます。

astronomical telescope_11 自作の天体望遠鏡の写真。接眼筒を最大まで引き伸ばした状態。地上レンズと接眼鏡の組がホーローセットと六角穴付きボルトによってアルミパイプに固定されている。
https://farm9.staticflickr.com/8654/15676838424_86d64762da_o.jpg
アルミ パイプに地上レンズを固定するネジは、ホーローセットに変更しました。
お陰で面が揃ってスッキリしました。

astronomical telescope_12 自作の天体望遠鏡の写真。アルミパイプ製の接眼筒とアルミフレームが接続されている部分を写したもの。ステンレス金具がボルトで締結されている。
https://farm8.staticflickr.com/7474/16111876040_9740d8380f_o.jpg


astronomical telescope_13 自作の天体望遠鏡の写真。地上レンズと接眼鏡の組をアルミパイプ製の接眼筒に固定しているホーローセットを写したもの。タップを立ててM4のめねじを切ってある。
https://farm8.staticflickr.com/7478/15679368583_b36050f6df_o.jpg
アルミ パイプは表面に少々の汚れと小傷があったので、超微粒子研磨液とスポンジで磨きました。

astronomical telescope_14 自作の天体望遠鏡の写真。主鏡筒の先端部分を正面から写したもの。対物レンズセルが取り付けてある。C環が2重に入っている。鏡筒は白色のスプレーで塗装されている。塗装は光沢がある。ボルトによる固定である。
https://farm8.staticflickr.com/7574/16273317986_eed1114ecd_o.jpg
対物レンズ セルが収まっている部分。
影になって見え難いですが、D80[mm], f1000[mm]のレンズ セルが固定してあります。
ソケットの内側奥と、レンズ セルの手前に塩ビ管の輪切りによるC環が2枚づつ計4枚入ってボルト締めしてあります。
また、奥側のナットは、組み立てた後は手が入らないので、アルミ フレーム用の長方形のナットを使用し、外側からボルトを回しても、ナットが回り難いようにして、取り外しできるようにしました。
因みに、ここで用いたC環も、厚みを調整する為に、紙やすりで6時間以上掛けてチマチマと手作業で内側を削りました。


object lens_1 自作の天体望遠鏡の写真。対物レンズセルを写したもの。レンズセルに焦点が合っている。
https://farm8.staticflickr.com/7540/16113102929_8aa0a31337_o.jpg
対物レンズの写真です。

object lens_2 自作の天体望遠鏡の写真。対物レンズセルを写したもの。レンズの向こう側に焦点があっている
https://farm9.staticflickr.com/8660/15679365943_d4707fc50d_o.jpg
大変美しいレンズです。
直径80mm, 焦点距離1000mm, アクロマートレンズ, マゼンタコート。
アクロマート レンズですので、レンズ同士の間に銀箔が入って空隙を設けてありますね。

relay lens_1 Vixenの地上レンズを写したもの。キャップが付いた状態。
https://farm9.staticflickr.com/8667/16298387762_e41d59e07c_o.jpg
Vixenの地上レンズです。
キャップが付いております。

relay lens_2 Vixenの地上レンズを写したもの。キャップを外した状態。
https://farm9.staticflickr.com/8666/16111871260_ec69fc996e_o.jpg
キャップを外したところです。

relay lens_3 Vixenの地上レンズを写したもの。接眼鏡を取り付ける側を写したもの。マゼンタコートにより反射光が青く見えている。
https://farm9.staticflickr.com/8665/16111871160_295cf2b829_o.jpg
接眼鏡を取り付ける側を覗いた写真です。
マゼンタ コートが美しいですね。
反射光が青く見えます。

relay lens_4 Vixenの地上レンズを写したもの。接眼鏡を取り付ける側を写したもの。マゼンタコートにより反射光が緑色に見えている。
https://farm8.staticflickr.com/7480/16111870870_1c4b475c59_o.jpg
こちらは対物レンズの方を向く側です。
反射防止コーティングによって反射光が緑色に見えます。

relay lens_5 Vixenの地上レンズを写したもの。何も取り付けずに覗き込んだ様子。像が反転して見えている。
https://farm9.staticflickr.com/8615/15676831954_f3b44a22b6_o.png
地上レンズを覗くと、像が反転して見えます。これにより、対物レンズと接眼レンズだけでは上下左右が逆転してしまう像を、正立像に戻します。
今回は、プリズムではなく、地上レンズを用いました。

eyepiece_1 Vixenの接眼鏡の写真。アイピースともいう。
https://farm9.staticflickr.com/8621/16299249815_0d109a332f_o.jpg
こちらがVixenの接眼鏡(アイピース)であるNPL40mm。
接続部差し込み径31.7[mm], 焦点距離 f40.0[mm]です。
フリー マルチコートと書いてありますね。

eyepiece_2 Vixenの接眼鏡の写真。レンズを覗き込んだ様子。反射が抑えられているのが判る。
https://farm8.staticflickr.com/7582/16299249755_ab6dd336e2_o.jpg
反射が抑えられていて良いですね。

relay lens with eyepiece_1_cropped Vixenの地上レンズに接眼鏡を取り付けた状態の写真。はっきりとした正立像が見える。
https://farm9.staticflickr.com/8611/16299244895_37f01058a0_o.png
地上レンズに接眼鏡を取り付けて覗いてみた写真。
奥に見える箱は!?
はい。倉木麻衣さんの " Mai Kuraki Symphonic Collection in Moscow " のパッケージです。

cupling_1 塩ビ管継手の写真。後にレンズセルを嵌める事となる。
https://farm8.staticflickr.com/7572/16298390992_796fa65b2b_o.jpg
これが対物レンズ セルを嵌める事となる塩ビ管継手です。



前に掲載しましたが、改めまして主な仕様を掲載。

[対物レンズ]
スコープタウン.JPにて購入
"スコープタウン.JP" のURL:
http://www.scopetown.co.jp/

口径80[mm], 焦点距離1000[mm], アクロマート レンズ, 4面フル マゼンタ コート, コバ艶消し塗り, 金属製セル付, 銀箔分離


[接眼レンズ]
Amazon.co.jpにて購入
"Amazon.co.jp" のURL:
http://www.amazon.co.jp/

Vixen NPL40mm シルバー 31.7mm 39209
焦点距離40.0[mm], 見掛視界40°, アイ レリーフ36.0[mm], 直径31.7[mm], 長さ88.5~99.0[mm]

よって、倍率はf1000[mm] / f40[mm] = 25[倍]



[地上レンズ]
Amazon.co.jpにて購入
Vixen 地上レンズ31.7AD 3847-09
マゼンタコート


[カメラ ブラケット]
Amazon.co.jpにて購入
Vixen デジタルカメラクイックブラケットⅡ 39196-7


[鏡筒]
・タイスイライトカン(塩ビ薄肉軽量管) 呼び径100
・VP管(塩ビ厚肉管) 呼び径65
・塩ビ管継手 塩ビ管呼び径100
・アルミ丸パイプ 外径50[mm], 内径40[mm], 厚み5[mm], 長さ400[mm]
・アルミ フレーム 長さ900[mm]


[経緯台]
フリーストップ式
三脚は脚を閉じるのみで、伸縮はしない
三脚の脚部: アルミ フレーム
その他の部位: 集成材, 木材, 各種金物, アクリル板



次は三脚と経緯台を製作致します。
それが完成して初めて、天体(月だけかも)を観る事ができる訳です。
とても楽しみです。

塗装はなかなか難しい [天体望遠鏡と天体写真]

前に、水性白色スプレー缶で屋外にて塩ビ管の鏡筒を塗装してあったのですが、色々と問題が起こりました。
まず、塗装後、4日程度は鏡筒の中にアルミフレームを通して宙吊りにして乾燥させてあったのですが、その後布の上に寝かせて置いておいたら、生地の跡が付いてしまいました。
せめて跡が付いたのが下側だったら良かったのですが、目立つ横側でした。
それと、ドロー チューブに地上レンズとブラケットとカメラを付けた時の重量でドロー チューブが傾かないようにする為、鏡筒に金具を追加する事にしたのですが、それに伴い鏡筒にボルト穴を開けたので、穴の周りの塗装が少し汚くなったので鏡筒全体を再塗装する事にしました。
しかしここで問題がありました。
連日風が吹いており、屋外でスプレー塗装する機会に恵まれないのです。
そこで、浴室に養生シートを貼り、窓を開けて、スプレー塗装してみる事にしました。
ところが、窓は風が吹く方角とは違っていたのですが、窓から吹き込む風が瞬間的に強くなり、埃が付着し、終いには養生シートがめくれ上がり、塗装中の塩ビ管にくっ付いてしまいまして、悲惨な結果になりました。
養生シートをもっとしっかりとテープで貼り合わせるべきでした。
仕方が無いので、根気強く風の穏やかな日を待ち、失敗箇所には軽く細かい紙ヤスリを掛けて、屋外にて再塗装したいと思います。

尚、使用したのはアトムハウスペイントの水性スプレー 白 アクリル樹脂系です。
このスプレー塗料は泡にならず、均一に塗装出来ました。
また、硬質塩ビに対する付着性は良いようです。
下地処理無しでも充分な塗膜が出来ました。

->->
[後日追記]
塗膜は剥がれてはおりませんが軟らかいようで、長時間接触していた部分に痕が残ってしまいました。
やはりプライマーで処理すべきだったようです。
<-<-

天体望遠鏡を自作中 [天体望遠鏡と天体写真]

先月後半から、天体望遠鏡を自作中です。
実は私、2月に愚かにも会社を自主退職してしまったので、気を紛らわす為に自作しております。
人生、色々ありますが、めげずに生きていこうと思います。



以下は、私が自作している天体望遠鏡の主な仕様です。

[対物レンズ]
スコープタウン.JPにて購入
"スコープタウン.JP" のURL:
http://www.scopetown.co.jp/

口径80[mm], 焦点距離1000[mm], アクロマート レンズ, 4面フル マゼンタ コート, コバ艶消し塗り, 金属製セル付, 銀箔分離


[接眼レンズ]
Amazon.co.jpにて購入
"Amazon.co.jp" のURL:
http://www.amazon.co.jp/

Vixen NPL40mm シルバー 31.7mm 39209
焦点距離40.0[mm], 見掛視界40°, アイ レリーフ36.0[mm], 直径31.7[mm], 長さ88.5~99.0[mm]

よって、倍率はf1000[mm] / f40[mm] = 25[倍]



[地上レンズ]
Amazon.co.jpにて購入
Vixen 地上レンズ31.7AD 3847-09
マゼンタコート


[カメラ ブラケット]
Amazon.co.jpにて購入
Vixen デジタルカメラクイックブラケットⅡ 39196-7


[鏡筒]
・タイスイライトカン(塩ビ薄肉軽量管) 呼び径100
・VU管(塩ビ薄肉管) 呼び径50
・VU管(塩ビ薄肉管) 呼び径40
・塩ビ管継手 塩ビ管呼び径100


[経緯台]
フリーストップ式
三脚は脚を閉じるのみで、伸縮はしない
三脚の脚部: アルミ フレーム
その他の部位: 集成材, 木材, 各種金物, アクリル板



と、こんな具合で、とても高額な自作天体望遠鏡となっております。
完成まではまだ日数が掛かりそうですが、出来上がったら写真付きで解説致します。

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