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高畑勲監督 "かぐや姫の物語" を初めて観た [日常]

3月13日夜、TV放送で "高畑勲" 監督、 "スタジオジブリ" 制作の "かぐや姫の物語" を初めて観ました。

"かぐや姫の物語" の公式ウェブサイトのURL:
http://kaguyahime-monogatari.jp/

このアニメーション作品の制作当時から、その映像表現手法などが注目されており、映画館に観に行こうかと思いつつも遂に足を運ぶ事がありませんでした。
この度、映画館へ観に行かなかった事を少し後悔致しました。
それはもちろん、このアニメーション作品が私の予想よりもずっと素晴らしいものだったからです。
内容の評価、評論は既に多くの方がなさっておりますので、私が書くまでもございません。
竹取物語。
私は常々、普遍的なものを好みます。
従いまして、この作品がとても愛おしく感じられました。
味わい深い絵も好感が持てましたし、静と動の両端の振る舞いをする "かぐや姫" の表現も魅力的でした。
人の業が遍く存在し生命の無常が宿命である地上の世界との対比として、清浄で普遍的である月が描かれる訳です。
私個人にとりましても、その両方が必要なのです。
私が月を見上げ、望遠鏡で月を覗き、月の写真を撮るのも、この地上と対極にあるその存在を感じたいからなのだと思います。

高畑勲監督の "かぐや姫の物語" を、大切に心に留めておきたいと思います。
Moon_16_Processed 自作天体望遠鏡とコンパクトデジタルカメラで撮影した月の写真。クレーターが際立って見える。色は黄色 月の兎が見える。
https://farm8.staticflickr.com/7518/16274740676_13c2d0ee6c_o.png
いつも掲載している月の写真です。かぐや姫を思います。

ところで、人々は現在、その月をも我が物にしようと動いております。
先日のブログ記事 / 月面探査は止めろ
http://crater.blog.so-net.ne.jp/2015-02-24

月を地球上のように穢してしてしまったならば、私の精神はどこへ還ったらよいでしょうか。
私利私欲に塗れ、自己の利益ばかりを追求し、それ以外の事を蔑ろにする人がとても多いように感じられます。
自己の利益とは無関係な様々な事柄について、深く考え、想像し、思いを巡らせる時間を持つべきであると思います。
全ての人々が、月を見上げ、悠久の時間と、宇宙の広さを感じて欲しいと思います。
現在、自然環境の維持に対する市民の意識が充分ではないようにも感じております。
人間中心主義ではない考え方も持ってもらいたいと思います。

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