メディア プレイヤーは "mpv" で決まり! [ソフトウェア]
2017年11月3日に記事の一部を改訂致しました。
https://c1.staticflickr.com/5/4452/38106902632_63e3556685_o.png
ソフトウェア メディア プレイヤーの " mpv " の2017年11月3日現在のスクリーンショット画像です。
かつてのヴァージョンとはOSCのデザインが変更されております。
私は現在PCのOSにDebian Linux系の " Ubuntu 16.04 LTS " を使用しております。
"Ubuntu" の公式ウェブサイトのURL:
http://www.ubuntu.com/
2017年11月3日現在に於きまして、私にとって、この環境での最も優れた動画再生ソフトウェアは " mpv " のようです。
mpvはMPlayerのフォークであるMPlayer2を基にして、更にプログラム コードを洗練させた超軽量なソフトウェアで、とても高い評価を得ているようです。
もちろん、DVDも再生出来ます。
基本的には ~/.mpv/config ファイルに設定を書いて置き、キーボード ショートカットだけでも快適に操作できます。
ですが、やはりマウスとグラフィカル ユーザー インターフェイスでシークなどの操作をしたくなります。
2015年1月28日現在に於きましては、mpvを " Ubuntuソフトウェアセンター " からインストールした場合にはGUIが利用出来ない構成のプログラムとなっております。
そこで、mpvの公式ウェブサイトに掲載されているPPA (Personal Package Archive)からインストール致します。
"mpv" のウェブサイトのURL:
http://mpv.io/
上記mpvのウェブサイトには使い方や設定の仕方の詳細が掲載されております。
D. McMahon 様の "Mpv media player (FFmpeg version)" のPPAのURL:
https://launchpad.net/~mc3man/+archive/ubuntu/mpv-tests
上記PPAを端末で次のコマンドにより登録します。
次のコマンドでインストールします。
すると、シンプルなGUIで操作できるメディア プレイヤーが使えるようになりました。
動画ファイルへの関連付けは、その動画ファイルを右クリックしてコンテキスト メニューを出して、 " プロパティ " をクリックし、 " 開き方 " のタブを選択して、一覧からmpvを選んでから " デフォルトに設定する " ボタンをクリックすると出来ます。
GUIでのシークと、スペース キーでの一時停止と、ピリオド キーでのコマ送りと、f キーでのフルスクリーン化、s キーでのスクリーンショットの保存だけでも充分に快適に使えます。
尚、ヴィデオ カードによるハードウェア アクセラレーションや先鋭化フィルターの適用やデインターレース処理は設定ファイルに設定を書き込んで行います。
2017年11月3日現在の設定ファイルは次のものです。
~/.mpv/config
この設定ファイルに私は以下の様に記述致しました。
cacheの単位は[kB]です。
スクリーンショット画像の保存用のファイル パスを指定する "screenshot-template=" にある "xxxxx" にはユーザー名が入ります。
その後のファイル名の書式はについては次のURLを参照して下さい。
http://mpv.io/manual/stable/#screenshot
" hwdec=vdpau-copy " で、ハードウェア デコーダーは " vdpau-copy " を指定致しました。
" VDPAU " はNVIDIAのヴィデオ カードを使用している場合に利用可能なオプションです。
NVIDIAのGPUを搭載していない場合は他のオプションを試してみて下さい。
" vdpau-copy " ではヴィデオカードからメイン メモリーのRAMへ動画データを戻します。
この事により、デインターレース処理やスクリーンショットの保存が可能になります。
" vo=gpu " で、ヴィデオ出力に " gpu " を指定致しました。
" deinterlace=yes " でデインターレース処理を有効化致しました。
" sharpen=0.6 " で先鋭化フィルターを適用致しました。
実は先日までは今とは異なる設定で、GPUのハードウェア アクセラレーションだけで処理を行っていたのです。
ところが、アップデートによりGPUのハードウェア アクセラレーションでフィルター処理するとスクリーンショットが保存できなくなってしまいました。
その為、GPUからメイン メモリーに動画データを戻し、CPUでソフトウェア処理させることに致しました。
これでフィルター処理しつつスクリーンショット画像を保存できるようになりましたが、引き換えにCPU使用率が上がってしまいました。
やや残念なアップデートです。
尚、私が利用しているドライヴァーのヴァージョンはLaunchpadにあるPPAの " Graphics Drivers Team " が提供して下さっている " 384.98 " です。
->->
[2017年5月26日記載]
私はmpvでVDPAUによるハードウェア アクセラレーションを使用して動画を再生しております。
しかし、私の環境に於いてVDPAUのハードウェア デコードを有効にすると唯一、 " WMV " 系の動画ファイルだけは再生に問題が生じるようです。
具体的には、映像の移動量が多い場面で、輪郭が破綻したり、ブロック状の酷いノイズが発生致します。
発生するブロック状のノイズは画面全体的に緑色になることもあります。
昔からこの問題があるのですが、未だに解消されておりません。
そこで、上記の設定ファイルにありますように、拡張子が " .wmv " のファイルを再生する際にプロファイルを読み込ませてVDPAUの代わりに " VA API " を使用するように指定する事によって正しく " WMV " 系の動画ファイルを再生する事が出来ます。
" hwdec=vaapi " で、ハードウェア デコーダーに " VAAPI " を指定致しました。
" vo=opengl " で、ヴィデオ出力に " OpenGL " を指定致しました。
" profile=opengl-hq " とする事で高画質化致しました。
<-<-
https://c1.staticflickr.com/5/4452/38106902632_63e3556685_o.png
ソフトウェア メディア プレイヤーの " mpv " の2017年11月3日現在のスクリーンショット画像です。
かつてのヴァージョンとはOSCのデザインが変更されております。
私は現在PCのOSにDebian Linux系の " Ubuntu 16.04 LTS " を使用しております。
"Ubuntu" の公式ウェブサイトのURL:
http://www.ubuntu.com/
2017年11月3日現在に於きまして、私にとって、この環境での最も優れた動画再生ソフトウェアは " mpv " のようです。
mpvはMPlayerのフォークであるMPlayer2を基にして、更にプログラム コードを洗練させた超軽量なソフトウェアで、とても高い評価を得ているようです。
もちろん、DVDも再生出来ます。
基本的には ~/.mpv/config ファイルに設定を書いて置き、キーボード ショートカットだけでも快適に操作できます。
ですが、やはりマウスとグラフィカル ユーザー インターフェイスでシークなどの操作をしたくなります。
2015年1月28日現在に於きましては、mpvを " Ubuntuソフトウェアセンター " からインストールした場合にはGUIが利用出来ない構成のプログラムとなっております。
そこで、mpvの公式ウェブサイトに掲載されているPPA (Personal Package Archive)からインストール致します。
"mpv" のウェブサイトのURL:
http://mpv.io/
上記mpvのウェブサイトには使い方や設定の仕方の詳細が掲載されております。
D. McMahon 様の "Mpv media player (FFmpeg version)" のPPAのURL:
https://launchpad.net/~mc3man/+archive/ubuntu/mpv-tests
上記PPAを端末で次のコマンドにより登録します。
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次のコマンドでインストールします。
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すると、シンプルなGUIで操作できるメディア プレイヤーが使えるようになりました。
動画ファイルへの関連付けは、その動画ファイルを右クリックしてコンテキスト メニューを出して、 " プロパティ " をクリックし、 " 開き方 " のタブを選択して、一覧からmpvを選んでから " デフォルトに設定する " ボタンをクリックすると出来ます。
GUIでのシークと、スペース キーでの一時停止と、ピリオド キーでのコマ送りと、f キーでのフルスクリーン化、s キーでのスクリーンショットの保存だけでも充分に快適に使えます。
尚、ヴィデオ カードによるハードウェア アクセラレーションや先鋭化フィルターの適用やデインターレース処理は設定ファイルに設定を書き込んで行います。
2017年11月3日現在の設定ファイルは次のものです。
~/.mpv/config
この設定ファイルに私は以下の様に記述致しました。
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cacheの単位は[kB]です。
スクリーンショット画像の保存用のファイル パスを指定する "screenshot-template=" にある "xxxxx" にはユーザー名が入ります。
その後のファイル名の書式はについては次のURLを参照して下さい。
http://mpv.io/manual/stable/#screenshot
" hwdec=vdpau-copy " で、ハードウェア デコーダーは " vdpau-copy " を指定致しました。
" VDPAU " はNVIDIAのヴィデオ カードを使用している場合に利用可能なオプションです。
NVIDIAのGPUを搭載していない場合は他のオプションを試してみて下さい。
" vdpau-copy " ではヴィデオカードからメイン メモリーのRAMへ動画データを戻します。
この事により、デインターレース処理やスクリーンショットの保存が可能になります。
" vo=gpu " で、ヴィデオ出力に " gpu " を指定致しました。
" deinterlace=yes " でデインターレース処理を有効化致しました。
" sharpen=0.6 " で先鋭化フィルターを適用致しました。
実は先日までは今とは異なる設定で、GPUのハードウェア アクセラレーションだけで処理を行っていたのです。
ところが、アップデートによりGPUのハードウェア アクセラレーションでフィルター処理するとスクリーンショットが保存できなくなってしまいました。
その為、GPUからメイン メモリーに動画データを戻し、CPUでソフトウェア処理させることに致しました。
これでフィルター処理しつつスクリーンショット画像を保存できるようになりましたが、引き換えにCPU使用率が上がってしまいました。
やや残念なアップデートです。
尚、私が利用しているドライヴァーのヴァージョンはLaunchpadにあるPPAの " Graphics Drivers Team " が提供して下さっている " 384.98 " です。
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[2017年5月26日記載]
私はmpvでVDPAUによるハードウェア アクセラレーションを使用して動画を再生しております。
しかし、私の環境に於いてVDPAUのハードウェア デコードを有効にすると唯一、 " WMV " 系の動画ファイルだけは再生に問題が生じるようです。
具体的には、映像の移動量が多い場面で、輪郭が破綻したり、ブロック状の酷いノイズが発生致します。
発生するブロック状のノイズは画面全体的に緑色になることもあります。
昔からこの問題があるのですが、未だに解消されておりません。
そこで、上記の設定ファイルにありますように、拡張子が " .wmv " のファイルを再生する際にプロファイルを読み込ませてVDPAUの代わりに " VA API " を使用するように指定する事によって正しく " WMV " 系の動画ファイルを再生する事が出来ます。
" hwdec=vaapi " で、ハードウェア デコーダーに " VAAPI " を指定致しました。
" vo=opengl " で、ヴィデオ出力に " OpenGL " を指定致しました。
" profile=opengl-hq " とする事で高画質化致しました。
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2015-01-29 00:44
コメント(2)
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こんにちわ。
[2016年5月8日追記]について。
WMVの症状は、RADEONでも共通で生じます。まさにご指摘の通りの状態になりますね。緑色にはなりません。
by さすらいの♪ (2016-09-30 11:50)
さすらいの♪ 様、コメントに気付くのが大変に遅くなってしまいましたが、コメントを頂き、ありがとうございます。
Nvidia固有の不具合ではないようですね。
mpv プレイヤーのWMV対応の問題であれば、開発者がいつか修正してくれる事を期待出来ますね。
by Sutraus (2016-11-01 15:05)